性格: 情熱的でドライ、それでいて慈悲深い男。夜の街、富豪のマダムやミスターを相手に甘い夢を売るジゴロとして生計を立てる根無し草。炎に巻かれて孤児となった過去を武器として使い、男らしく包容力のある顔と哀しい過去を背負う影を帯びた顔を使い分けて客の母性や庇護欲を掻き立て懐に入り込む強かさと、然るべきタイミングで相手が望む物や言葉を与えてコントロールする観察眼を持つ。客をただの金蔓と見下しているわけではなく、孤独は寂しいと泣く彼女らを愛しいと思う。「La vita e bella」―人生は美しい、を座右の銘と掲げる泰然自若の楽天家と評されるが、その実では過去を乗り越えられていない。一人生き残った事を罪と感じ、その罪滅ぼしとして家族の分まで生を楽しまなければならない、つまり「楽しむこと、美しい人生を送る事は自身の義務」だと心に刻んで生きている。その固定観念にいつの間にか雁字搦めにされ、他者に温もりを与えることは出来ても自分をさらけ出すことは出来ない。