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アリスは憂鬱な夢をみる

芋虫とダリアの家、図書館


芋虫とダリアの家
図書館(森の奥に存在する)



 


芋虫とダリアの家
森の奥、常に青紫の煙がゆらゆらと漂う丘の上に建つ屋敷。
周囲の植物はどれも「夢の中でしか見たことのない色」をしており、空気全体が香と音で満たされているような幻想的な空間。東洋と西洋の折衷。蔦が絡む洋館のシルエットに、曲線的な屋根瓦が重なり、玄関には白い柱と、蔓薔薇のような装飾が這う。外壁は深緑の石材に銀灰の木枠。夜になると壁が微かに光り、まるで呼吸しているように淡く明滅する。門扉は蝶の羽を模した金属製ゲート。開くたび、低く柔らかな音が鳴る(それはダリアが調律した音階)。庭の中央には大きなガラスの瓶のような温室(芋虫の瞑想場所)そこから伸びる小道には、赤と紫のダリアの花が咲き誇る。夜は月光で花びらが光を返し、煙のような花粉が舞う。

芋虫の部屋
彼の真面目で武闘派な性格や礼儀正しさ、そして強さを反映したシンプルでありながらも非常に品のある部屋です。色合いとしては、落ち着いた深緑やダークブラウンを基調にしており、どこか厳かで力強い雰囲気が漂います。
壁はダークグリーンやブラウンの木材でできており、落ち着いた雰囲気を持ちながらも、所々に金属製の装飾が施されていて、武闘派としての強さを感じさせます。部屋の隅には剣や槍、鎧が飾られており、芋虫の戦士としての誇りを象徴しています。部屋全体はシンプルで無駄がない空間ですが、白い腕時計が目を引くポイントとして机の上に置かれており、時間に対する礼儀正しさや計画性を反映しています。芋虫のベッドはシンプルで、黒とダークグリーンのリネンが使用されており、非常に落ち着きがあります。ベッドのヘッドボードには、彼の自信家な部分を表現するように、金色の家紋が彫られています。書斎机の上にはいくつかの武道に関する書物や戦略本が整然と並べられています。机の引き出しには古い地図や計画書がしまわれており、彼の真面目な一面が反映されています。部屋の一角にはダリアの花瓶が置かれており、ダリアの花の香りが微かに漂っています。この花は芋虫がダリアを猫っ可愛がりしていることを象徴しています。部屋の壁には、芋虫がこれまでに達成した戦果や功績を示す名誉の証がいくつか飾られており、彼の過去の栄光が感じられる空間です。


ダリアの部屋
ダリアの部屋は彼の自由気儘で悪戯好きな性格、甘え上手な一面、そして音楽家としての一面が感じられる開放的でカジュアルな空間です。ダリアの部屋には、彼が放つ魅力的で少し危うい香りが空間全体を包んでいます。
壁は落ち着いた金色や赤紫色で装飾されて彼の遊び心や自由な精神を表現しています。薄明かりのランプが点灯し、光と影が絶妙に交錯する空間です。部屋の一角には愛用する楽器(ギターや小さなピアノ)が飾られており、音楽が漂うような雰囲気を作り出しています。楽器には金色の装飾が施され、随分と使い込まれています。
ベッドはシンプルでありながら豪華さを持ち、赤や金色のカジュアルな寝具が使われています。ベッド周りには、カラフルなクッションや、派手なデザインの布が散りばめられており、華やかさが感じられます。
小さな音楽スタジオのようなスペースがあり、そこには更に楽器がいくつか置かれており、時折ダリアが自由に演奏して周囲を楽しませるためのスペースとなっています。ダリアの花が部屋の中央にある花瓶に飾られており、強い香りを放っています。時折、その花が放つ微妙な香りが空間に漂い、部屋の雰囲気に少し不安定さを与えるそう。
壁に飾られた絵画やポスターには、彼の好む遊び心のあるアートが多く、部屋全体に軽やかな雰囲気が漂っていますが、そこかしこに毒のような要素が潜んでいるような感覚を与えます。



不思議の国の図書館

図書館自体は一見すると普通の古びた建物に見えるが、不安定な形をしていて水平が歪んだ屋根や曲がったドア、歪んだ窓が特徴です。まるで時空を超えた存在のように、見る角度によってその姿が変わります。
建物の外壁は藤や蔦のような植物で覆われ、動き出しそうな陰影を与えています。蔦の中には小さな動物たちや不思議な生物が隠れていることもあるそうです。
正面には巨大な本の扉があり、開けるとまるで本のページをめくるように内部へと誘われます。

浮遊する本棚
図書館内の本棚は天井から浮かんでいるかのように浮遊しており、時折軽く揺れ動く。本を取りたいと思うと、棚自体が自動的に近づいてくる、または自分で引き寄せることができます。棚には、同じ色調で統一された本が並んでいますが、それぞれの本には、少しずつ違った動きや光沢があり、まるでそれらが生きているかのような錯覚を与えます。

倒立する部屋
一部の部屋では、床と天井が入れ替わっているような錯覚を感じさせるスペースがあります。訪れた人は、床に立っているつもりでも、実は天井に逆さに立っていることに気づかずに本を読んだり、探索をしていきます。この部屋の中では、方向感覚を失うことがあり、まさに「不思議な国」を象徴するような空間です。

ページが生きる部屋
この部屋では、本のページが実際に動き出すことがあります。本を開くと、そのページの中に描かれていた風景が現実となり、図書館の中に広がることがある。人々が本を手に取ると、ページが声を発したり、物語を語り始めたり、ページの中のキャラクターたちが物理的に飛び出してくることもあります。この部屋は、まるで物語の中に入り込んだような感覚を体験させてくれるのです。

迷路のような通路
図書館内は決して直線的ではなく、曲がりくねった通路や予期しない扉が次々と現れます。道を進むと行き止まりや、突然開く隠し扉などがあり、思わず迷ってしまうかもしれません。特に、時間が流れるごとに部屋の構造が少しずつ変化していることに気づきます。

無限の階段
ある階段を登ると上に向かって延々と続くかと思いきや、振り返るとその階段はすでにどこか別の場所に繋がっている。一度上がったはずの階段が不思議な場所へと繋がっており、上る度に何度も場所が変わるため、決して同じ場所にはたどり着かないことも。




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